プラダー・ウィリー症候群(PWS)児・者 親の会

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加齢による病像の変化と問題点《幼児期》

(2)幼児期
2~3歳くらいになると歩き出し、言葉も出るようになりますが、この頃からPWSの典型的な症状である過食が始まり、肥満の問題が出てくることが多いようです。
この過食と肥満の問題は、生涯にわたって続きます。

最近は早い時期に診断を受け、PWSの情報を早めに得て、過食傾向が始まる前に、食事コントロールや運動療法などの対策を講じている家庭では、軽い肥満ですんでいる場合もあります。
しかし、食事制限が厳しすぎると、ストレスを与え、PWS児本人を追い込むことになり、PWS児のもう一つの特徴である、感情の爆発や、隠れ食い、盗み食い等の問題行動を引き起こす場合もあります。
低身長も症状の一つですが、成長ホルモンを用いることにより、身長を伸ばし、肥満度の改善に取り組む人もいます。
最近、成長ホルモン投与が、PWS児(低身長のある場合に限り)にも保険適用となりました。同時に、小児慢性特定疾患の適用になりました。

カテゴリー:[プラダーウィリー症候群とは] Date:07/02/10/Sat